婚活サイト・Aさん・その5
伝票が動いてるのを見て
(あれ?)
と思いました。
すると、Aさんは空いたお皿をテーブル横に寄せるってことで、
伝票をスーっと私の方へ移動させました。
テーブルは寄せなきゃいけないような状況でもなく、
店員さんがお皿を下げに来る様な状況でもありませんでした。
(もしかして、私が会計しろってこと!?)
まぁ帰る時になればわかることと、いったん知らん顔しておきました。
すると、Aさんからデザートを食べないか?という提案がありました。
私は正直もう帰りたかったのですが、お店のメニューを開いてデザートを一緒に見ました。
「どうしますか?」
「うーん、惹かれるものがないから、ここではいいです」
「じゃあ止めましょう」
「僕は○○が好きでそれが食べたいです」
「はぁ」
「そこに行きませんか?」
Aさんと2件目をお供する気はまったくなかったので、もうお腹も減ってないのでまたにしましょう、と言いました。
実際あまり食欲が無く、お料理も7割以上Aさんが食べてました。
Aさんは、食べるってことに関して、相手に譲歩しない感じが全体を通して伝わりました。
「じゃあそろそろ」
お互い自分のカバンを持ち席を立ちました。数十秒の間がすごく長く感じました(苦笑)
伝票はテーブルの上です。
私はそのままテーブルから一歩離れました。
そこでAさんは伝票を持ち、レジに向かいました。
私は合計金額をちらりと確認してから、外へ出てエレベーターを留めて待ちました。
「おいくら払えばいいですか?」
「2000円でいいですよ」
合計は、4200円でした、ワリカンっていうか(苦笑)私ほとんど食べてないけどねぇ。
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